マルチピクセルガスセンサー
マルチピクセルガスセンサーのプラットフォーム「SGP」は、室内空気質の測定において新たな可能性を生み出します。「SGP」は、非常に小さなDFNパッケージに統合されたI2Cインターフェース搭載のガスセンサーシステムを備えており、空気質出力信号を完全に校正します。
SensirionのMOXSens®技術によって、「SGP」はシロキサンの汚染に対する抜群の堅牢性を備えており、長期安定性と精度を実現します。さらに、「SGP」は1つのチップ上で複数の金属酸化物検出素子(ピクセル)を組み合わせて、さらに精細な空気室信号を生成します。長期安定性とマルチピクセル技術という前例のない組み合わせを持つ「SGP」は、モバイル、スマートホーム、家電製品での室内空気質の監視に最適です。
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長期安定性の金属酸化物ガスセンサー
従来の金属酸化物ガスセンサーはシロキサンによる汚染の為、長期安定の著しい劣化に苦しんでいます。
シロキサンはあちこちに存在している
- 屋内環境
- 人間から放出されるさまざまなVOC
- コンシューマー製品
シロキサンが金属酸化物センサーを破壊する
- VOCの感度が著しく落ちる
- 応答時間が非常に長くなってしまう
解決策
当社が所有するMOXSens®技術は、唯一の長期安定や精度をもたらし、シロキサンに対し無比の堅牢性を提供します。
MOXSens® 技術による優れた性能

マルチピクセルガスセンサー「SGP」のセンシング原理は、金属酸化物(MOx)のナノ粒子を加熱したフィルムをベースとしています。金属酸化物粒子状に吸着した酵素はターゲットのガスに反応し、電子を放ちます。その結果、センサーによって測定された金属酸化物層の電気抵抗に変化が生じます。
「SGP」のプラットフォームは小型のDFNパッケージの中に4つのセンシング素子(ピクセル)を内蔵しています。当社の CMOSens®技術を使用し, 「SGP」はデジタルI2Cインターフェースや温度制御された超小型ホットプレートに加え、前処理および構成された屋内空気質の信号を特長とした1チップの完全なセンサーシステムを提供します。
当社のマルチピクセルガスの測定プラットフォームで最適化された金属酸化物センシング材料は、結果として非常にユニークな耐シロキサン汚染能力(MOXSens®)をもっています。当社のMOXSens®技術は、揮発性有機化合物(VOCs)や水素の様な屋内空気を汚染するガスの高感度で信頼できるガス測定を可能にします。
環境センシング

私たちを取り巻く環境は、健康で安心な生活、快適性や生産性に大きな影響を与えます。当社のセンサー・ソリューションは、湿度、温度、揮発性有機化合物(VOCs)、PM2.5やCO2などの重要な環境データを詳細かつ信頼性高く提供します。環境センシングは私たちの快適性や健康で安心な生活を向上させ、幅広い用途でのエネルギー効率を向上することができるスマートデバイスの開発などの新たな可能性を広げます。
当社は最初のアイデアから製品の市場導入とその後も、お客様の製品開発プロセスの全てを通してサポートさせて頂きます。