CMOSens®技術による相対湿度センサー
静電容量式相対湿度センサーの原理

抵抗式の方式に加えて、静電容量式測定は、過去に標準的な測定方法として実績があり、原理として確立しています。この原理では、センサー部はコンデンサーとして作られます。その誘電材料は、水分子を吸収したり、リリースすることができるポリマーです。相対的な環境湿度が変化し、それによりコンデンサーの電気容量が変化します。このコンデンサーの電気容量の変化は、電気回路により測定できます。これにより、空気の相対湿度が測定できます。
CMOSens®技術による相対湿度センサーは、微小な櫛型電極システムとポリマー層が、センサーチップに対して電気容量を発生させ、加えて、センサー特性と同時に過去に達成できなかった干渉や妨害からの保護機能を提供しています。
湿度、温度と結露点
温度センサーと湿度センサーの両方で1つのユニットを形成しています。これにより、湿度と温度センサーの間の温度勾配による誤りの影響なく、正確で的確な結露点の測定が可能になりました。信号増幅ユニット、A/Dコンバーター、校正データ保持やデジタルインターフェース(I2C)などのユニークな連携を通して、全てが数mm2の面積に収まっています。
最高の安定性と機能
水滴化や浸水などの水に関しては、総合的に対応できており、まったく問題ありません。下記2年間にわたる厳しいテストでも水に関して、問題ない結果が出ています。このセンサー近くでの信号増幅は、ポリマー層が、信号の強さにではなく、多数のアプリケーションで重要な長期信頼性に最適になることを可能にしています。A/Dコンバータ-は、最適な位置にあることによりノイズに強い性能を発揮します。チップ自体で生成するチェックサム機能はさらなる高信頼性に使われています。大事なことを言い忘れましたが、校正データがセンサーチップに読み込まれることにより、当社の温湿度センサーは、同一の基本性能を持ち、それにより、100%リプレース可能となっています。他の明らかなアドバンテージは、速い応答時間、高精度と超低消費電力であることです。
デジタルインターフェース
CMOSens®技術搭載の温湿度センサーは、デジタルインターフェース(I2C)で、いかなるマイクロコントローラとも直接接続でき、それにより、システム開発時間を短縮し、開発コストを抑えます。これは、特に大量生産用モデルに対しては非常に大きなアドバンテージとなります。
関連製品

当社デジタル温湿度センサーは精確、高信頼性で費用対効果に優れており、世界で家電製品、車載製品や空調製品などの様々なOEMアプリケーションでの湿度測定や制御に使用されています。